我が家の郵便受けは、陶器の傘立てです。
玄関に置いてあるこの器に、手紙も新聞も入れてもらっています。

知らない方が見たら、「なぜ玄関に壺が置いてあるのか」と思うかもしれません。
もう20年、これでやっています。
友人の結婚式の引き出物カタログから選びました
これは、買ったものではありません。
いちばん仲の良い友人の結婚式で、引き出物のカタログギフトからいただいたものです。
カタログを眺めていて、この傘立てが目に留まりました。落ち着いた釉薬の色と、ぽってりした形。
ただ——傘立てとして使うつもりは、最初からありませんでした。
カタログの写真を見た瞬間に、「これは郵便受けだ」と思ったのです。理屈ではなく、直感でした。
そして、その直感は当たりました。20年、一度も傘立てとして使っていません。
ちょうど、自宅を建てているタイミングでした。20年前のことです。
玄関に置いてみて、「ここに郵便を入れてもらえばいいのでは」と思いつきました。それ以来ずっと、この器が我が家の郵便受けです。
つまり——友人の結婚と、この郵便受けは同い年ということになります。
蓋を開けると、新聞が入っています

上に載っているのが蓋です。真ん中に稜線があって、そこを持って開けます。
蓋は、100円ショップの鍋ぶたです
この白い蓋、傘立ての付属品ではありません。
100円ショップで買った木製の鍋ぶたを、白くペイントしたものです。
サイズを測って買ったわけでもなく、たまたま径がぴったりでした。20年、これで足りています。

中を覗くと——

新聞が入っています。
傘立てなので、深さも直径も十分です。新聞も、封書も、少し大きめの郵便物も問題なく収まります。むしろ市販の郵便受けより入るかもしれません。
雨は入りません
いちばん聞かれそうなところだと思います。
雨は入りません。玄関に屋根があるので、そもそも濡れる場所ではありません。そのうえで蓋も載っています。
この2つがあるので、20年ずっと安心して使えています。
たまに、蓋の上に置かれています
ひとつだけ、笑ってしまうことがあります。
慣れていない配達員の方には、郵便受けだと気づいてもらえないことがあるのです。
そういうとき、郵便物は蓋の上にそのまま置かれています。
怒る気にはなりません。むしろ「たしかに、これは分からないよな」とクスッとしてしまいます。20年経っても、これは変わりません。
足元の石は、家の余りものです

郵便受けの足元に、石をいくつか置いています。これも買ったものではありません。
| 2段に積んだ石 | 玄関前に敷いたピンコロの残り |
| 丸いものが乗った石 | 採石場でいただいたチビ鉢植え |
| 右の台 | 表札立て(後述) |
ピンコロは、玄関へのアプローチに敷いたものの余りです。その敷石についてはうちの敷石は、黄金湯(小金湯温泉)の土台だったに書きました。
札幌軟石は、こうして余ったぶんが家のあちこちに残っていきます。捨てる気にならないのです。
表札立ての後ろに置いています
配置にも、少しだけ理由があります。
郵便受けは、表札立ての後ろに置いています。
玄関を正面から見たとき、いちばん手前にあるのは表札です。郵便受けはその奥。器がドンと目に入らないようにしています。
その表札立ても、札幌軟石で手づくりしました。→ 【札幌軟石】玄関の表札台を手づくり
まとめ:本来の用途でなくてもいい
陶器の傘立てを、郵便受けとして20年使っています。
| もとは | 陶器の傘立て(友人の結婚式の引き出物カタログから) |
| 使い始め | 20年前・自宅を建てたとき |
| 入るもの | 新聞・手紙・少し大きめの郵便物 |
| 雨 | 屋根があり、蓋もあるので問題なし |
| 置き場所 | 表札立ての後ろ |
傘立てとして使っていたら、たぶん20年ももたなかったと思います。傘を突っ込んで、濡らして、そのうち邪魔になって。
本来の用途から外したことで、かえって長く使えているのかもしれません。
友人の結婚式でもらった器が、20年ぶん の手紙を受け取ってきた。そう考えると、なかなかいい郵便受けです。




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