【札幌軟石】石にキリで穴が開く|壁掛けフレームの土台を手づくり

札幌軟石でつくった壁掛けフレームの土台 アート・DIY
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リビングの柱に、家族の写真を2枚、縦に並べて飾りました。

フレームを受けている土台は、札幌軟石です。細長い石にキリで穴を開けて、釘で柱に留めただけ。作業時間は10分ちょっと、使った道具はキリ1本です。

リビングの柱に取り付けた写真フレーム2枚
柱に2枚。写真は家族のものなので、封筒で目隠ししています

ただ、その10分は、思っていたよりずっと慎重な10分でした。

吊るすのではなく、下から受ける

写真を2枚、柱に縦に並べたい。そう思ったとき、最初に浮かんだのは「吊るす」でした。

でも、なんとなくしっくりこない。柱に2枚ぶら下げても、たぶん少し傾くし、位置も決めづらい。

そこで思いついたのが、下から受けてしまうという方法でした。棚のように石を一枚渡して、その上にフレームを載せる。

そして受けに使う材料は、迷わず札幌軟石にしました。私が軟石を好きだから、というだけの理由です。どこかにアクセントを付けたかった。

石に、キリで穴が開く

「石に穴を開ける」と聞くと、電動ドリルと専用の刃を思い浮かべる方が多いと思います。私もそうでした。

でも札幌軟石は、手回しのキリで穴が開きます。

軟石に穴を開けるのに使ったキリ
使った道具は、このキリ1本だけ

札幌軟石は、支笏湖をつくった噴火の火砕流が固まってできた石です。無数の気泡を含んでいるので、軽くて、柔らかい。その柔らかさは、道具を持った瞬間に分かります。

手応えは「ガラスに近い」

キリを当てて回すと、たしかに刃は入っていきます。木より少し硬いくらい。

でも、木とは決定的に違うところがありました。粘りがないんです。

木なら多少強く回してもねじれて耐えてくれますが、軟石は力を入れた瞬間にパキッといきそうな気配がある。手応えを言葉にするなら、木ではなくガラスに近い。削れてはくれるけれど、こらえてはくれない。

土台に使った札幌軟石の厚み
厚みはこのくらい。薄いぶん、力を入れると割れそうで怖い

今回使ったのは薄い石でした。急いで回せば、まず割れる。だから恐る恐る、ゆっくりゆっくりキリを回しました。

貫通するまで、10分から15分ほど。慎重にやったおかげで、ヒヤッとする場面は一度もありませんでした。

軟石は「柔らかいから簡単」ではなく、「柔らかいけれど、脆い」。

急がないこと。それだけが、たぶんいちばんのコツです。

作り方は3ステップだけ

  1. 細長い軟石を選ぶ
  2. キリで、釘を通す穴を開ける(10〜15分)
  3. 柱に釘で固定する

接着剤も、電動工具も、金具も使っていません。あとは、その石の上にフレームを載せるだけです。

キリで開けた穴に釘を通して柱に固定した札幌軟石
開けた穴に釘を通して柱へ。表面の細かい縞模様は、もともと石に入っていたもの

ちなみにこの石は、いつも石を分けていただいている採石場で、この形のまま置かれていたものです。私は加工していません。軟石は石材店や建材店でも扱っているので、小さなものなら手に入ります。

木の柱に、石がひとつ

付けてみて感じたのは、重厚感でした。

木の柱に、木のフレーム。それだけだと、どこか軽い。そこに石がひとつ挟まるだけで、ぐっと締まります。色も質感もまったく違うものが入ることで、お互いが引き立つのだと思います。

まとめ:軟石DIYは、大物だけじゃない

前回は玄関の表札台を作りました。石ノミと玄能で溝を彫る、それなりに本気の工作でした。

でも今回は、キリ1本で10分ちょっと。

それでも、リビングの景色は確実に変わりました。軟石DIYは、こういう小さなところから始められます。

札幌軟石のDIYは、ほかにもいろいろ楽しんでいます。あわせてどうぞ。

→ 【札幌軟石】玄関の表札台を手づくり|石ノミと玄能で溝を彫る和モダンDIY
→ 札幌軟石ハンドメイドアート入門|採石場の廃材で世界に一つの作品を作ろう
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