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完成作品


採石場で選んできた大小さまざまな端材を組み合わせて、木工用ボンドで留めた壁掛け時計です。石を割って形を揃えるのではなく、あるものを寄せて組んでいます。石ごとに気泡や斑点の出方が違うので、同じものは二つとありません。
使用した材料・道具
◇石の加工に使う道具
- 玄能(石頭鎚):平タガネを叩く
- 平タガネ(小):細かいところを削る
- 平タガネ(大):掘る・削る。大小を使い分けます
- キリ:時計軸の穴を開ける(手回し)
- 木工用ボンド:石どうしを留める
- ゴーグル:石の破片が飛ぶため必須
- 軍手:手を守る

◇時計パーツ
- クォーツ時計ムーブメント:時計の心臓部。単三電池1本で動作
- 時計針セット:シンプルなホワイトが石の色に映える

制作手順
① 石の選定・入手
採石場に行って、大小いろいろな形の端材を選んできます。形を揃える必要はありません。むしろバラバラなほうが、組んだときに面白くなります。
② 形を整える(そのままでも)
そのまま使うこともあれば、整えることもあります。
気になるところだけ、平タガネと玄能で削ります。大小のタガネを使い分けて、少しずつ。一度に深く行こうとすると、削れるのではなく割れます。
③ キリで穴を開ける(組む前に)
時計の軸が通る穴を、手回しのキリで開けます。電動ドリルは使いません。
穴は、組み立てる前に開けておきます。理由は2つあります。
ひとつはパーツが小さいうちのほうが、取り回しが効くこと。もうひとつは万が一割れても、やり直しがきくことです。
組んでしまってから割ると、そこまでの手間がまるごと無駄になります。
④ 組み合わせて、木工用ボンドで留める
選んできた石を並べて、収まりのいい形を探します。決まったら木工用ボンドで留めます。石用の接着剤ではありません。
軟石は表面がざらついていて水を吸うので、木工用ボンドがよく効きます。
⑤ ムーブメントを取り付けて完成
穴にクォーツムーブメントを通し、時計針を取り付けて完成です。電池を入れて動作確認をしたら、壁に取り付けてお楽しみください。
まとめ
石を割って形を揃えるのではなく、あるものを寄せて組む。そのほうが軟石には合っていると思います。
採石場で選ぶ石が違えば、出来上がりも変わります。同じものは二度と作れません。ぜひやってみてください。
石の加工方法は、まとめ記事にあります
掘る・削る・穴を開ける・付ける。札幌軟石でできることと、7つの作品をこちらにまとめました。




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