断酒3年で人生が変わった|毎晩一升瓶に手を伸ばしていた私に起きた変化

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お酒をやめて、3年が経ちました。

かつての私は、仕事から帰るとすぐに一升瓶へ手を伸ばす毎日でした。酒なしの人生など考えられない——本気でそう思っていました。もしかしたら、もう一生分飲んだのかもしれません。

そんな私にとって、断酒はただの「節制」ではなく、人生の転換期になりました。この記事では、3年間で起きた変化を、良いことも、正直に言うと少し恥ずかしいことも、すべて書き残します。

断酒前の私|毎晩、一升瓶に手を伸ばしていた

依存症かと思えるほど、毎日お酒を飲んでいました。帰宅して最初にすることは、日本酒の一升瓶に手を伸ばすこと。晩酌は「習慣」を通り越して、生活の中心にありました。

やめようと思ったことがなかったわけではありません。ただ、「自分からお酒を取ったら何が残るのか」が想像できなかったのです。

きっかけ|ヘルニアと、ある方の死

転機は椎間板ヘルニアでの入院でした。薬の服用をきっかけに、お酒を断つことになった経緯は、以前の記事に書いたとおりです。

椎間板ヘルニアで入院→断酒へ|腰痛持ちが断酒を続けられた理由と体の変化
腰痛でお悩みの方、またはお酒をやめたいと思っている方へ。腰椎5番椎間板ヘルニアで入院し、服薬治療がきっかけで断酒を始めた実体験をお伝えします。「意志が弱いからやめられない」ではなく、きっかけ次第で人は変われます。この記事でわかること椎間板ヘ...

ただ、振り返るともうひとつ、心に残っていた出来事があります。

ヘルニアを発症する少し前、子どもの友人のつながりで知り合った同年代の方が、心臓の病で突然亡くなりました。ご一緒する機会も多かったのですが、とてもお酒の強い方でした。

同じ年代で、同じようにお酒を愛した方の突然の死。「このままお酒を飲み続けていいのか。人生をもっと大切に考えなければいけないのではないか」——自分への問いかけが、そこから始まっていた気がします。

3年間で変わったこと

体の変化

  • お腹を壊すことがなくなった
  • 睡眠がしっかり取れるようになった
  • 体が軽く感じ、走っても息切れしにくくなった
  • 腰痛が起きにくくなった
  • 体重管理が楽になった
  • 自転車が快適に、乗りやすくなった
  • 体の不調に早く気づけるようになった

そして何より、「朝が一番気持ちいい」ということを知りました。二日酔いのない朝の散歩は、お酒を飲んでいた頃には想像もできなかった快適さです。

藻岩山で手のひらに初日の出
元旦の藻岩山で拝んだ初日の出。断酒していなければ、元旦の朝に山へ登ることはなかったと思います

心の変化

体よりも驚いたのは、心の変化でした。

  • 落ち込むことが減り、仕事を前向きに捉えられるようになった
  • 「なんでもすぐやる」ようになった(掃除も、整理整頓も)
  • こだわりが減り、他人の嫌なところも流せるようになった
  • 身なりを整えるようになった
  • ご飯を美味しく味わえるようになった
  • 植木など緑を愛でたり、神社にお参りに行ったりするようになった
  • アートをより深く楽しめるようになった
  • なぜか、涙もろくなった

お酒の席が嫌いになったわけではありません。むしろ、飲まないからこそ見える景色があって、飲み会も別の視点から楽しめるようになりました

家族との時間

家族を、そして妻を想う気持ちが、以前よりずっと増しました。晩酌に使っていた時間で家事を手伝えるようになり、家族との時間を大切にできるようになりました。良いことも悪いことも、素直に受け止められるようになったと感じます。

お金の変化

毎晩の飲み代は、積み重なると大きな金額でした。断酒してからは、保険の見直しなど家計を意識するようになり、NISAも始められました。飲み代だった分を旅行に回せるようになったのも、うれしい変化です。

正直に告白|唯一のデメリット

いいことばかり書きましたが、ひとつだけ正直に告白します。

毎日アイスを食べないと気が済まなくなりました。

晩酌の代わりに、アイスに依存しているのだと思います。糖分の摂りすぎには気をつけなければいけませんが、一升瓶と比べれば、かわいい相棒だと思うことにしています。

飲みたくなった夜を越えられた理由

3年間、飲みたくなる瞬間がなかったといえば嘘になります。

そんなとき私を助けてくれたのは、YouTubeで断酒の経験や知識を発信している「先ゆく先輩たち」の声でした。勝間和代が徹底的にマニアックな話をするYouTubeさんの理論的で腑に落ちる解説、そしてSimple Rich Life 断酒と投資とミニマリストさんや禁酒・断酒実現プロデューサー 小太郎さんの動画を聴くと、「同じ道を歩いている人がいる」と思えて、その夜を越えられました。

一人で我慢するのではなく、先を歩く人の声を借りる。これは断酒を続ける上で、私にとって一番のコツだったかもしれません。

断酒は人生の転換期だった

このブログの名前は「できるかな◎」。ピカソの言葉『できると思えばできる』を体現しようと、自転車の輪行旅、登山、石のアート、いろいろなことに挑戦してきました。

でも振り返れば、その最初の挑戦が「断酒」でした。

酒なしの人生など考えられなかった私が、3年間お酒なしで生きて、こんなにも毎日を楽しんでいる。「できると思えばできる」を最初に教えてくれたのは、断酒だったのだと思います。このブログの原点は、ここにあります。

断酒がくれた、朝の風景

最後に、断酒してから出会った朝の風景を少しだけ。飲んでいた頃は寝て過ごしていた時間に、こんな景色が待っていました。

余市漁港からの朝日
車中泊で訪れた余市漁港の朝日。飲まない夜の翌朝は、こんなにも清々しい
木曽川と犬山城の夜明け
出張先の朝散歩で出会った、木曽川と犬山城の夜明け
藻岩山の初日の出
新しい年も、澄んだ朝から始められる幸せ

これから断酒を考えている方へ

断酒を強くすすめるつもりはありません。お酒には楽しい面もたくさんあります。ただ、もしあなたが「このままでいいのかな」と感じているなら、その気持ちを大切にしてほしいと思います。

3年前の私に伝えるなら、こう言います。「失うものより、得るもののほうがずっと多かったよ」と。

※この記事は個人の体験談であり、効果には個人差があります。ご自身の飲酒をコントロールできないと感じる場合は、無理に一人で抱え込まず、医療機関や専門の相談窓口にご相談ください。

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